2014/01/20
今日もまた朝から経口タイプの促進剤を飲むことになった。
1日6錠しか飲めないやつだ。また6回終わるまで様子見るのかと絶望的な気分になる。
切ってもいいから早く出して欲しいといった投げやりな気になってきた。
昨晩よりもお腹の痛みは増していて、さらに腰の痛みが伴ってくる。
ダウンタウンの「笑ってはいけないシリーズ」のおしりバシッ!を
心拍にあわせて鉄棒で何度もやられる感じだ。
もはやどこが痛いのか分からず、睡眠不足がたたって気分まで悪くなってきた。
陣痛間隔は10分から縮まらないので、助産師さんは涼しい顔で「まだまだよ」と。
だけど子宮口は6センチくらい開いてきた。
それを見た先生は、点滴の陣痛促進剤は使わなくても産まれるとの判断をくだし、
6回服薬の刑は続行された。
朝食も昼食もまったく食べられず、いつ苦痛から開放されるのかも分からず、もはや限界を感じていた。
11時半頃になると、突然2、3分間隔で痛みがおそってきた。
もう我慢の限界で、夫にナースコールを鳴らしてもらって、やっと”陣痛室”へ移動することになった。
”分娩室”じゃなくてまだ一つ前の”陣痛室”
「これは産まれるまで気力が持たない」と確信に近い思いを抱いた。
這ってなんとか陣痛室へたどり着いたが、それからのことは限界をすでに通り越し、
訳もわからず意識もうろうとして記憶があいまい。
後に夫から聞いた話も含まれるが、とにかく
「子宮口が9センチも開いてるよ、頑張ったね。14時には産まれるかな」と言われ、
「14時までこの状態が続くなんてマジ無理!」と思ったことは何とか覚えている。
途中助産師さんに色々話しかけられたと思うが完全無視。
訳の分からないまま分娩台へ這うように移動させられた。
モニターと点滴をつけられ、やっとイキんでOKがでた。
しかし陣痛の時間が長かったため、イキむと赤ちゃんの心音が弱くなり、
偉そうな主任助産師がやってきて、身体を横にしてイキむように言われる。
痛すぎ&苦しすぎで息をするのを忘れてしまうので酸素マスクまでつけられた。
もうどうにでもしてくれ、と思っていた。
そのうち先生2人もやってきて、私の周りに人だかりが。
バタバタと慌てた雰囲気に、夫はマズいんじゃないかと思ったらしい。
吸引で赤ちゃんを早く取り出した方が良いとの判断が下った。
そして麻酔&会陰切開。事前に不安に思っていた切開だが、感覚は何もなかった。
助産師さんは「これが最後と思って思い切りイキんで」と言うと、
私のおなかの上に馬乗りになりグイグイ押さえつけてきた。
最後に2回イキんだのだが、これが痛くて痛くて、こんな苦痛がこの世に存在するのかと疑うレベル。
そして、オギャー。
12時57分サラがこの世に産まれたのです。