2014/01/20
分娩室で2時間休んでからやっと自室に戻れることに。
長かった出産もこれで終わりだ。
勝ち誇った気持ちでいざ帰ろうとすると、産んで2時間も経っているのに、、歩けない!!
大きな病気をしたことがない私は、
頭からの命令どおりに体が動かないという珍現象を初めて経験した。
看護師さんに車椅子で部屋まで送ってもらったはよいが(車椅子も初体験)
ベッドまでも動けず、夫に支えてもらってなんとか横になる。
病気じゃないのに、その様子は病人そのもの。
早く身軽になりたかったのに、生んでさらに身重になった気分だ。
お産ってそれだけ身体を酷使しているということなのだろうな。
しかし、食欲はめっちゃくちゃ復活している!
子が出てゆき胃の圧迫が解消されたのだから、物理的には理解できるけれど、
数時間前との違いに驚きである。
夫が買ってきてくれていた食事、嫌悪感のあった寿司がご馳走に見えるし、
体重制限でガマンしていた菓子パンもご馳走だ!
それらを平らげ、残していた病院食をも食べ、そしてお昼寝をした。
起きたら夕食の時間になっていてまた完食した。
そうそう、おしっこが出たら連絡するようにと言われていて、
夕食をすませたら尿意をもよおしてきたのでヨロヨロとトイレにいった。
しかし、一滴もでない!?
下っ腹に全くもって力が入らないのだ。
尿意はあるのに、いくら座っていても出る気配がなく、排尿は断念した。
身体ボロボロじゃん・・・
後に、吸引分娩をしたら尿意を感じなくなることがあると聞いたが、
そのせいだったのかもしれない。
夜になると少し歩けるようになったため、ナースステーションの赤ちゃんを見に行った。
ガラス越しに並ぶ赤ちゃん達を眺めていると、ペットショップのカワイイ子犬を連想させた。
そして夫と一緒にわが子を見ている図に、自分のことながらほのぼのした。
そのまま夫を見送って、また一人でオシッコと格闘。
今度はポタポタと数滴だけ出た。
たぶんオシッコをガマンする筋力も鈍っていて、膀胱のキャパオーバー分だけ出てきたんだと思う。
とにかく出ることは出るということで、今晩はこれで看護師さんに許してもらった。