"お出かけ大好きママ" の子育て日記

出産第5弾 -出産直後-

time 2013/09/14

 

生まれた。

 

生まれた直後オギャーと泣き声が鳴り響いたが、期待していた様な感動を味わう余裕はなく

「あ、生まれたんだ」と、他人事のような拍子抜けた気持ちを抱いた。

ただ苦痛から開放された脱力感が物凄く、同時にからだが休養を求めていて

達成感を味わう元気もなかった。

 

苦しみから解放されたものの、

さっきまでの激動から180度変わった自分の身体に、感覚がついていかず、

「赤ちゃんと記念撮影しますよ」と助産師さんが言ってくれていたのに、私の頭はボーっとしていて、

「ふにゃふにゃだから怖いし、後でゆっくり抱っこさせてもらうから結構」などと考えていた。

事実そのときの私の写真は、魂の抜けたような血の通っていない顔で、

”笑顔いっぱいの家族3人初写真”にはならず本当に残念。

その後、夫は一旦分娩室を退出させられ、私のほうは後処理のため残った。

 

ところで娘の生まれた日は満月でお産ラッシュだったよう。

私が分娩台で休んでいる間、隣で一人、手術室で一人出産の様子がうかがえた。

看護師さんがバタバタばといったりきたりしていて、私は分娩台にしばらく放置・・・

他の妊婦さんが優先なので仕方がないので構わないのだけど、

冷静になるとその体勢がさすがに情けなくなり、すいませーん。って人をよんだ。

 

ようやく看護師さんがやってきて、蒸しタオルで身体を拭いてくれた。

すごく気持ちよくて、やっと大仕事を終えた感を味わえた。

骨盤ベルトを巻いて、点滴をとって、寝たままお茶を飲ませてくれ、

ようやく自分を取り戻せたような気分になった。

 

そして、洗って服を着た我が子を隣に寝かせてくれた。

指でちいさな手をツンツンしたら、ギューと握り返してくれ、

「手が私に似ているなぁ」なんて思いながら、この時ようやく産んだ喜びがじんわり沸いてきた。

ここにパパがいないことが残念で、助産師さんが病院内をさがしたり、携帯に電話をかけてくれたりしたんだけど、行方不明。

やっと幸せのシャッターチャンスがやってきたのに、このときの写真はナシ。

後で知ったが、私のために寿司やら食べ物を買いに行ってくれていたらしい。

いや、ありがたいけど、絶好のチャンスを逃してしまった我が夫。

相変わらずついてないなぁ。

 

 

 


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“お出かけ大好きママ” のプロフィール

産前からお出かけ大好き。娘2人をつれてちょくちょく外出しています。 ビンボー共働きだけど、節約しながら明るく元気なワーキングマザーを目指し、育児奮闘の日々を綴ります。 ●生年月日● 1980年8月17日 ●居住地● 埼玉県蕨市・・・日本一人口密度の高い市に住んでます ●趣味● 旅行。国内海外問わず。ピアノも弾けます ●自己紹介● 2013年に第一子を出産し、子育て奮闘中