2014/01/20
サラが生まれる前々日の深夜0時頃、いつもとは違うお腹の張りを感じた。
予定日を4日程過ぎ、いつ生まれてもおかしくない状態だったので、
そろそろ陣痛がくるのかもしれない・・・・という予感はした。
試しに、お腹が張り始めてから、次にまた張り始めるまでの時間を測ってみた。
いわゆる「○○分間隔」ってやつだ。
どうも20-30分間隔でやってきている。
やっぱりもうすぐ産まれるんだ。という気持ちが沸いてきて心落ち着かず、
ネットで他の人の陣痛について調べつつ、気を紛らわした。
そのうち、そのお腹の張りは、軽い生理痛のような痛みを伴うようになってきた。
ただし、痛みはまだ20-30分間隔。
病院には10分間隔になったら電話することになっている。
初産は長丁場になると聞くし、病院に行くのはしばらく先であろう。
これは睡眠をとっておくべきだと布団に入った。
しかし、初体験の妙な心情から目がパッチリ覚めてしまい、全く眠れる気配がない。
痛みは耐えれるレベルだったが、段々と少しずつ増してきた。
時間は3時。
間隔はほぼ20分おきで、ブレがなくなっているが、
先ほどよりお産が進みつつあるのだろうか。
またドキドキしてきた。
寝るのはもう諦め、ふと風呂に入るべきだと思い立つ。
真夏なのに、出産の翌日まで入れないことを思い出したのだ。
時間は5時頃。
そして風呂から上がり、長い髪を乾かしながらソファーでゴロンと一息ついた。
その時・・・
「バチン!!」と初めて耳にする鈍い音がして、
「バッシャー」と破水した!
破水とは、お股からチョロチョロと水が出てオシッコの様だと聞いたことがあったが、
いやいや、明らかに破水と分かるほど水がバシャーっとでた。
服も下半身もビチョビチョ。
突然の出来事だったが、事後も慌てず冷静に対処できた。
破水したら赤ちゃんと外界を隔てる膜が破れてしまっているので、
赤ちゃんの細菌感染予防のため、入浴は厳禁。
こぼした床の羊水を拭きながら「さっき風呂入ってよかったな」などと考える余裕があった。
服を着替えて、7時頃病院へ連絡した。
電話に出た助産師さんもこれまた冷静で、「朝ごはん食べた?」とか拍子抜けな質問をされ、
食べてくるように指示された。
(つづく)